場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

私は整形美人

最近、読んでいる漫画があります。
「私は整形美人」というもの。

この漫画「XOY」というアプリで無料で読めるのです。

話の内容は、不細工といじめられていた女の子が、整形して美人になり大学デビューを果たすというもの。
美人になったものの、その顔は周囲からも分かるほど整形顔なため陰では「サイボーグ」と言われてまう…。
そこに、腹黒天然美人の女の子が、女子特有の嫌がらせで主人公を苦しめていくのですが、それを放っておけないイケメン男子が主人公を助けるといった少女漫画っぽい内容です。

現実にはイケメン男子のような人はいないだろうな~なんて思いながら読んでしまうけど、面白い!

私は自分の容姿や内面に全く自信をもてませんでした。
だから、世間で良いとされる物事、良い学歴や成績、いつでも明るくてニコニコしていること、人に対して否定的な感情をもたないようにすること、見た目に気を遣うこと、痩せていることなんかを非常に意識していました。

この漫画の主人公、美玲の考え方は自分とよく似ているなと思いました。
自信がないゆえに、誰かに話しかけるときも「私なんかが話しかけたら…」と躊躇してしまう。
明らかに失礼なことをされても、怒るのではなく自分が悪いのだと思い込む。
断ることがなかなかできなくて、「ごめん」や「すみません」が口癖。

女性は一定の年代になると、外見について言われることが多いと思う。
特に男性から。
この漫画の中でもでてきたけど、見た目について男性から何かとアドバイスされることが私も嫌でした。

私は自分の足がコンプレックスだったので、ズボンやロングスカートを履くことが殆どなのですが、男性は「短いスカート履けば?」と言ってくるんですよね。彼氏でもないのに。

「ニキビがあるから治したほうが良い」とか、皮膚科通って、食事にも気をつかっているけど、ニキビができやすいんです!何も知らないくせに、軽々しく言うな!と思ってしまう。

「痩せすぎ」と言われることもあるけど、今は摂食障害も完治して普通に食べて健康なんだから放っておいてほしい。

軽い気持ちだとしても、人の見た目について触れる話題は言葉を選んでほしいなと思います。
「私は整形美人」は容姿についてまわる問題が描かれていて、すごく共感できました。