場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

わかってもらうなんて無理な話

精神を病んでる人の辛さや気持ちを、健康な人にわかってもらうのは無理な話。

それこそ、精神科医やカウンセラーでもなければ、対応は非常に難しいのだと思う。

たぶん、私は今はカンモクではない。
通院している病院では、社会不安障害と診断されているけど、それだけでなくパーソナリティー障害もあるかもしれないと思っています。

自分で調べただけで診断を受けたわけじゃないけど、境界性パーソナリティー障害の症状が今の自分にとても似ている。

私が辛いときにおこしてしまった行動は、他の人を振り回す迷惑なものでしかない。
うつ病の兄弟がいたときに、私が兄弟の行動を全く理解できず迷惑だと感じていたように、周りの人に気持ちをわかってもらうのは非常に難しい。
そして、そんな人と関わりたいと思う人はいないし、自分の存在が邪魔にしか思えなくて死にたくなる悪循環。

だから、精神科の助けは必須なのでしょうね。
病院に行っても何も変わらないって思っていたけど、やはり通院して治療をうける必要はあると感じました。

人から必要とされ、好かれる人でありたい。
そんな人になりたいから。
死ぬことができないなら、自分なりに今できる精一杯のことをやるしかない。

ドン底まで落ちたら

ここ数週間は本当に色々なことがあって、ドン底でした。

本当に逃げ場がない状態になると、もう死ぬしかないという思考になってしまう。

私は何度、死にたい、もう生きていたくないと思ったか分かりません。
自殺未遂をおこしたこともあります。

それでも結局、死ねなかった。
そして自殺未遂をしてからも、辛い状態は変わらなくても何だかんだいって生きている。

私は自殺なんてするなと簡単に言えません。
自殺を進めるつもりは勿論ないですよ。
勿論、そんな選択は絶対にしてほしくない。

でも、死にたいと思うほど追い詰められている気持ちや、生きていることのが今は辛い気持ちはとてもよく分かるから、簡単に自殺するなとは言えないのです。

死にたい気持ちをもちながらも、何だかんだいって私は生きています。こうしてブログを書いてもいる。気持ちは日々変わるから。

今、ドン底でも、ずっとそれは続かない。

私は今、なんとか生きています。
それだけで頑張っているなと、自分を認めるようにしています。

緘黙でもできるバイト

高校卒業後、在宅ワークをしていたことがあります。

いくつかアルバイトをしていたものの、どれも長続きせず自信をなくしていたときに、「なるべく話さないですむ仕事をしたい」といった考えになったのです。

後ろ向きな気持ちで始めた在宅ワークでしたが、お金は正直あまり稼げないけど(稼げるかは自分の根気次第)、緘黙の人でもできるバイトのように思いました。

私がした在宅ワークは、ネットの記事を書くといった内容のもの。
ダイエットや美容、旅行、グルメ等々、記事の内容は様々で、文字数が多いものほど単価が高かったです。
1記事2000円くらいのものを、コツコツと書いていました。

1ヶ月に1~2万ほど稼いでいました。
頑張ればもっと稼げたかもしれないけど…。
やはり外で働いたほうが、短時間でお金が貰えます…。

でも、在宅ワークは、殆どチャットやメールがコミュニケーションのツールなので、本当に話す必要ないんですよね。
メール一つでさえ、最初は何て返信すれば良いのか悩んでいました。段々に、ビジネスメールのやり取りに慣れていけました。
記事を書くのも慣れてくると意外と楽しかった。

私はネットの一般求人やクラウドワークスやランサーズから仕事に応募しました。

緘黙で外で働くのは難しいという方なんかは、こういうところから社会に慣れていくのも一つの方法かなと思いました。

美容院、少しずつ慣れてきた?

カンモクの方は美容院が苦手という人が多いようですね。周りを見るとカンモクじゃなくても、美容院が苦手な人はけっこういるみたいです。

そんな私も美容院は苦手です。
でも以前より苦手意識と緊張度合いは少なくなってきました。

中学生の頃なんかは、親が代わりに希望の髪型を伝えていましたからね。
私は癖毛で半年に1度のペースで縮毛矯正をかけていますが、苦痛でした。

2時間くらいかかるけど、その間、軽い緘動の症状がでてしまって出された飲み物や雑誌を手に取ることができず、ずっと鏡に写る自分の足元を見ていました。

今は雑誌や飲み物も手に取れるし、「美容院、苦手ですか?」と聞かれるから緊張しているのはバレバレみたいだけど、「こんな髪型にしたいんです」と希望を伝えられるようになったのも変化です。

前は「もっと軽くしてほしいのに…前髪真っ直ぐおろさないでほしいのに…」と思っていても伝えられず、日本人形のような髪型にされてガックリして帰っていました。

今はしたい髪型の画像を見せてしまっています。
説明する手間が省けるので。。(でも、前は画像を見せることすらできなかった)

最近は美容院に行くと、希望通りの髪型になることが多くなりました。
一応、成長はしているんだなあ。

私は整形美人

最近、読んでいる漫画があります。
「私は整形美人」というもの。

この漫画「XOY」というアプリで無料で読めるのです。

話の内容は、不細工といじめられていた女の子が、整形して美人になり大学デビューを果たすというもの。
美人になったものの、その顔は周囲からも分かるほど整形顔なため陰では「サイボーグ」と言われてまう…。
そこに、腹黒天然美人の女の子が、女子特有の嫌がらせで主人公を苦しめていくのですが、それを放っておけないイケメン男子が主人公を助けるといった少女漫画っぽい内容です。

現実にはイケメン男子のような人はいないだろうな~なんて思いながら読んでしまうけど、面白い!

私は自分の容姿や内面に全く自信をもてませんでした。
だから、世間で良いとされる物事、良い学歴や成績、いつでも明るくてニコニコしていること、人に対して否定的な感情をもたないようにすること、見た目に気を遣うこと、痩せていることなんかを非常に意識していました。

この漫画の主人公、美玲の考え方は自分とよく似ているなと思いました。
自信がないゆえに、誰かに話しかけるときも「私なんかが話しかけたら…」と躊躇してしまう。
明らかに失礼なことをされても、怒るのではなく自分が悪いのだと思い込む。
断ることがなかなかできなくて、「ごめん」や「すみません」が口癖。

女性は一定の年代になると、外見について言われることが多いと思う。
特に男性から。
この漫画の中でもでてきたけど、見た目について男性から何かとアドバイスされることが私も嫌でした。

私は自分の足がコンプレックスだったので、ズボンやロングスカートを履くことが殆どなのですが、男性は「短いスカート履けば?」と言ってくるんですよね。彼氏でもないのに。

「ニキビがあるから治したほうが良い」とか、皮膚科通って、食事にも気をつかっているけど、ニキビができやすいんです!何も知らないくせに、軽々しく言うな!と思ってしまう。

「痩せすぎ」と言われることもあるけど、今は摂食障害も完治して普通に食べて健康なんだから放っておいてほしい。

軽い気持ちだとしても、人の見た目について触れる話題は言葉を選んでほしいなと思います。
「私は整形美人」は容姿についてまわる問題が描かれていて、すごく共感できました。

スキャットマン・ジョン

既に亡くなっている方ですが、アメリカの歌手。
吃音がずっとコンプレックスだったそうです。

だけど、コンプレックスだった吃音を生かして歌を歌った。
凄いなあと、この方を初めて知ったときは感銘をうけました。

コンプレックスや欠点と思えることは、克服せねば思いがちだけど、それを生かす方法もあるのかもしれない。

なんてことを思いました。

スキャットマン・ジョンの曲。
https://youtu.be/Hy8kmNEo1i8

久しぶりの更新

久しぶりの更新になってしまいました。

最近はあまり心身の調子が良くなく無気力な日々が続いていました。
好きな映画や読書も音楽も興味をもてなくて、仕事や家事のルーティーンワークをこなすことで精一杯。

せっかくの平日休みだけど、何しようか困ってしまう。
何か気分が上がることをしたいけど、何も思いつかない。
こういう時期は淡々とやり過ごしかない。