場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

わかってもらうなんて無理な話

精神を病んでる人の辛さや気持ちを、健康な人にわかってもらうのは無理な話。それこそ、精神科医やカウンセラーでもなければ、対応は非常に難しいのだと思う。たぶん、私は今はカンモクではない。 通院している病院では、社会不安障害と診断されているけど、…

ドン底まで落ちたら

ここ数週間は本当に色々なことがあって、ドン底でした。本当に逃げ場がない状態になると、もう死ぬしかないという思考になってしまう。私は何度、死にたい、もう生きていたくないと思ったか分かりません。 自殺未遂をおこしたこともあります。それでも結局、…

緘黙でもできるバイト

高校卒業後、在宅ワークをしていたことがあります。いくつかアルバイトをしていたものの、どれも長続きせず自信をなくしていたときに、「なるべく話さないですむ仕事をしたい」といった考えになったのです。後ろ向きな気持ちで始めた在宅ワークでしたが、お…

美容院、少しずつ慣れてきた?

カンモクの方は美容院が苦手という人が多いようですね。周りを見るとカンモクじゃなくても、美容院が苦手な人はけっこういるみたいです。そんな私も美容院は苦手です。 でも以前より苦手意識と緊張度合いは少なくなってきました。中学生の頃なんかは、親が代…

私は整形美人

最近、読んでいる漫画があります。 「私は整形美人」というもの。この漫画「XOY」というアプリで無料で読めるのです。話の内容は、不細工といじめられていた女の子が、整形して美人になり大学デビューを果たすというもの。 美人になったものの、その顔は周囲…

スキャットマン・ジョン

既に亡くなっている方ですが、アメリカの歌手。 吃音がずっとコンプレックスだったそうです。だけど、コンプレックスだった吃音を生かして歌を歌った。 凄いなあと、この方を初めて知ったときは感銘をうけました。コンプレックスや欠点と思えることは、克服…

久しぶりの更新

久しぶりの更新になってしまいました。最近はあまり心身の調子が良くなく無気力な日々が続いていました。 好きな映画や読書も音楽も興味をもてなくて、仕事や家事のルーティーンワークをこなすことで精一杯。せっかくの平日休みだけど、何しようか困ってしま…

夏がきて思い出したこと

最近は本当に暑くなってきましたね。 私は寒さに弱いので、冬は苦手だけど夏は好きです。日の当たる時間帯が長くて、青空が広がるから気持ちも明るくなる。 夏は自分の誕生月なこともあって、好きな季節なんですけど、緘黙が酷かったときは夏が辛かったです…

やりたいことや夢を諦めない

"現実というものは「これまでの人生」なんです。つまり、それは変えられない"過去"です。ぼくはそれまで飛行機とロケットの勉強をしていました。でも学校の勉強はほったらかしていました。そのせいでぼくは「将来、飛行機やロケットの仕事はできない」といわ…

努力って?

人とうまくコミュニケーションがとれないことに悩んでいた時に、親から言われた言葉があります。「人と話せるようになるために、どんな努力した?努力してる?」当時、高校を卒業し、スーパーでアルバイトをしていました。 学校で人並みに話せなかった自分に…

ぼやき

1番苦手というか、キツい言葉で言うと大嫌いなタイプの人間がいます。それは「弱いものにあたる人」男性が女性に対して暴行する事件はよく聞くけど、その逆は殆ど聞かない。 自分のストレスを発散する対象として、自分より力が弱く抵抗される恐れのない人(…

言葉に詰まる

緘黙の後遺症なのか、今でも人と話すときにすぐに言葉がでてこないことがあります。頭の回転が鈍くなるのか、相手の言った言葉がすぐ頭に入ってこないときがあります。相手の言ったことを理解するまでに、時間がかかってしまう。 その後、「どう答えるか」を…

まさかの再会

先日、久しぶりに地元に帰って親と食事をしたのですが、その時に懐かしい人と再会しました。保育園時代、担任だった先生です。 偶然レストランで会って先生から声をかけてくれました。保育園にいたのはもう何十年も前のことで、保育園での先生とのやりとりは…

自尊心の低さと摂食障害

中学生のときに摂食障害になって、その後は良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。退院後は倒れる寸前の状態になるまで悪化することはなかったけど、極端な体重の増減を繰り返していました。その状態がようやく落ち着き、痩せていないとダメ思考から解…

自分だけじゃなかったのね

偶然見かけた記事にこんなのがありました。http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14704240/道でわざとぶつかってくる人。 実際にいるんですよね。仕事帰りの夜に道を歩いていたときのこと。 広い道で人通りも少なく、私は道の端(ガードレールの横)…

東京

結婚を機に東京に引っ越して、かれこれ3年経ちます。 地方の田舎育ちだった私は東京に慣れるのが大変でした。どこに行っても人が多い。 朝の電車や駅のホームは混雑して、行き交う人もピリピリとした雰囲気。 向かいから歩いてきた人とお見合いになると舌打…

何年ぶりかな

夢の国に行ってきました。ディズニーランドは小学生以来だけど、乗ったアトラクションとか結構覚えてた。 ホーンテッドマンションは記憶にある通りだった。 子どもの頃の記憶って意外と覚えているものなんだな~。ディズニーキャラではのほほんとしたプーさ…

一言あるかないかで

アニメ「あたしんち」で、一言が大事というエピソードがあった。私の父はいつも一言足りなくて、家族から嫌がられていた。 人の物(パソコンや本)を勝手に自分の部屋に持っていって使ってしまう。 一言「借りるよ」と言えば良いのに、黙って持っていってしま…

ぽかぽか陽気

お花を見に行った。 天気が良くて暖かいと出掛けたくなる。 全然関係ない話だけど、私は真顔でいると話しかけづらい雰囲気があるらしい。 何故か心配されることもある。 だから人と話すときは表情にとても気を遣っているのだけれども、やはり緊張していると…

進路

高校卒業後の進路にはとても悩みました。私が行っていた高校は、進学する人と就職する人の割合が半々くらいでした。心理学を勉強したいと思っていたものの、もう学校に通うのは嫌だという気持ちのが強く、進学は考えませんでした。就職についても、厳しい状…

アルバイト

中学の時と違い、高校では緘動がでることはなくなりました。 緘動がなく、お弁当も食べられたことからそれまでと比べると学校生活は楽なものになりました。コミュニケーション面については人並み以下といった感じで、自然に笑うことも、自分から話題をふるこ…

体育

高校で1番苦労したのは、体育の授業でした。 体育や家庭科の調理実習など、グループで行うものがとても苦手でした。体育の授業は週3回あり、その度に憂鬱でした。 高校の体育の授業はゆるい感じで、好きな子とグループを作ってバドミントンやボール投げの練…

上手くできなくても良い

高校で自分の思うように話せず、落ち込む毎日でした。とりあえず、何か話しかけられたら声が小さくても良いから返事をすること挨拶を返すこと何かして貰ったらお礼を言うことそれだけはやれるように頑張ろうと思いました。「話すのが苦手でも、一生懸命話し…

第3の難関

高校入学後、第3の難関がお昼でした。中学では給食を全く食べられなかったので、高校でお昼を食べられるか、緘動がでないかが心配でした。それに加えて心配だったのは、一緒に食べる人がいないということ。 既に仲良しグループが出来上がって来ている中、私…

高校入学後

高校は周囲から通信制に行くことを勧められたけど、普通校に行くことに決めました。高校に行ったら話すんだ。普通になるんだ。そんな思いが強かったので、通信制高校という選択肢は自分の中にはありませんでした。 今考えると通信制を選んでいたほうが無理な…

桜。春が来るのは嬉しい。

初めて学校で話せた

特殊学級に在籍するようになり月日は流れて、3年の終わり頃、特殊学級の先生と話せるようになりました。といっても、その先生と二人きりの時じゃないと話はでなかったし、先生も忙しかったのでそういった機会は少なかったのですが、それまで誰に対しても無…

再登校

退院して、しばらくの自宅療養後、再び学校に登校するようになりました。母がスクールカウンセラーの先生に色々と相談してくれたようでした。 再登校後、転機が訪れます。学校に行くと、緘動で給食が食べられないこと、摂食障害もまだ完治していなかったこと…

病院②

最初は不安で退屈で仕方のなかった入院生活にも次第に慣れていきました。 入院中は本をたくさん読みました。当時はまっていた作家はシドニィ・シェルダンやダニエル・スティール、アガサ・クリスティーといったミステリー作家。 シドニィ・シェルダンやダニ…

病院

病院に行くと、即入院することになりました。 そこから約3ヶ月程、入院生活が始まりました。入院生活は不安でした。 一日中家ではない環境にいることや、 困ったことがあっても自分から伝えられる自信がなかったからです。病院でも緘黙と緘動の症状はでまし…