場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

自尊心の低さと摂食障害

中学生のときに摂食障害になって、その後は良くなったり悪くなったりの繰り返しでした。

退院後は倒れる寸前の状態になるまで悪化することはなかったけど、極端な体重の増減を繰り返していました。

その状態がようやく落ち着き、痩せていないとダメ思考から解放され食事を楽しむことができるようになったのは最近です。

摂食障害の症状があった当時は、自分のことが大嫌いでした。
性格も容姿も良いと思えるところなんてなく劣等感の塊でした。
自分には何も魅力がないから、せめて体型だけはスリムで綺麗にしていないといけない。そして何事にも地道にコツコツ真面目に取り組んで努力することくらいでしか評価されるポイントがないと思っていました。

人から「努力家だね」と褒められても「自分みたいな人間が努力すらしなかったら何の魅力もないじゃん」と思い、
「細くてスタイル良いよね~」と褒められれば「太ったら良いとは思わないんだろうな。やっぱり痩せていないとだめだ」と思い込んだり、

我ながらなんてめんどくさい人間(*_*)

「人からどう見られるか」といった他者の評価ばかり気にしていたので、少し否定的なことを言われるとそれだけで気持ちがグラグラ不安定に。
自分の気持ちを無視していたので常にストレスフルな状態だったと思います。

今も自尊心は低い方だと思いますが、前ほど辛さを感じなくなったのは自分の気持ちを優先できるようになったところが大きいと思います。
無理な頼み事をされたとき、前の自分なら「断ったら悪い」とか「これくらいの頼みを嫌と思うなんて自分は心が狭い」なんて考えて、無理して引き受けていました。
今は「嫌だな、ちょっとキツいな」と思ったら断ることができるようになりました。

自分の気持ちに正直に、ありふれた言葉だけど、"自分を大切に"できれば結果的に人にも優しくなれるのかなと思います。