場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

初めて学校で話せた

特殊学級に在籍するようになり月日は流れて、3年の終わり頃、特殊学級の先生と話せるようになりました。

といっても、その先生と二人きりの時じゃないと話はでなかったし、先生も忙しかったのでそういった機会は少なかったのですが、それまで誰に対しても無言だった私にとって、とてもとても大きな変化でした。

なぜ、話せたのか?
ハッキリとは分かりません。

特殊学級という場所が、教室よりも安心できる場所で不安感が減ったこと。

当時、人と接するときは常に恐怖心を抱いていたのですが、その先生には恐怖心をあまり抱かなかったこと。

そういったことが影響したように思っています。

先生には恐怖心が少なかった理由もハッキリとは分からないけど、先生の人柄や雰囲気に安心できる何かがあったのだと思います。

夫に対しても、結婚するまで親しくなれたのは最初から夫にはあまり恐怖心を抱かずにいられたからだと思います。

先生にも夫にも共通していたところは、
私が話さなくても全く気にせず普通に接してくれたところです。

といっても、普通に接してくれた人達には先生や夫以外にも数人出会いましたが、そのような人達全員と話せたわけではありませんでした。

何か自分の中で安心できるポイントがあったのだと思いますが、それがハッキリと分からないのが悔しいところです。