場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

言葉に詰まる

緘黙の後遺症なのか、今でも人と話すときにすぐに言葉がでてこないことがあります。

頭の回転が鈍くなるのか、相手の言った言葉がすぐ頭に入ってこないときがあります。

相手の言ったことを理解するまでに、時間がかかってしまう。
その後、「どう答えるか」を考える(これも話す経験が不足しているため瞬時に返す言葉が思い浮かばない)から、返事が普通の人より遅くなってしまう。

もしくは、早く答えないと!という焦りから言葉が頭の中でまとまっていない内に話してしまい、相手にきちんと伝わらないこともある。しかもそういう時はタドタドしい話し方になってしまうから、年相応の会話力がない自分が恥ずかしくなる。

でもこの症状はリラックスした状態(家族と話すとき)では、全くない。
だから緊張していることが原因のように思います。

言葉に詰まるときの対策として、頭のなかに返事マニュアルを作っていました。
こう聞かれたら、こう答える!というのを、考えておくんです。

返事は、身近にいる人達の真似をしました。
特に話上手で好印象をもたれている人の言い方を真似するようにしていました。

返答マニュアルを作っておくと、言葉に詰まることがマシになったように思います。
常々思うのは、言葉の言い回しって難しいってこと。
伝える内容は同じでも、言い方1つで誤解を生んでしまうこともあるんですよね。
話すことは相変わらず苦手だけど、それでも試行錯誤しながら少しずつ慣れていくしかないのかなと思います。