場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

自分だけじゃなかったのね

偶然見かけた記事にこんなのがありました。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14704240/

道でわざとぶつかってくる人。
実際にいるんですよね。

仕事帰りの夜に道を歩いていたときのこと。
広い道で人通りも少なく、私は道の端(ガードレールの横)を歩いていました。

斜め向かいから一人の男性がこちらに向かって幅寄せするように早足で歩いてきて、私はガードレールがあったのでそれ以上横に避けることができず、その男性の持っていた鞄が思いっきり肩にぶつかりました。

道は広くて、私やその男性の周りに人はいなかったのでぶつからないよう避けることはできたと思うんです。
鞄が強く当たってこちらはよろけたし、すごく痛かったです。

もしかしたら相手に悪意はなく、急いでいて気が回らなかっただけなのかもしれません(何となくそうは思えなかったけど)。
ネットを見ていたら「被害妄想では?」との声もあったけど、歩きスマホをしていた女性にわざとぶつかって大怪我させた男性のニュースなんかもあったし、決して被害妄想だけのことじゃないと個人的には思います。

微妙な嫌がらせって、何とも立証しにくい。
以前、電車の対面座席に座って目をつむっていたら(寝てはいなかった)やたら足をくっつけてくる人がいました。何度も足を離してもくっけてくる。
私が目を開けたら、さっと足を離し、それ以降足をくっつけてくることはありませんでした。

軽い痴漢だったのかもしれません。
でもこういうことって、当事者も相手が悪意があってしたことなのか、自分の気にしすぎなのか、判断に迷うところがあります。
だからこの記事を読んだだけで実際の状況を見ていない人は余計に、どちらが加害者なのか判断するのは難しいのでしょうね。
私もそういう経験がなくて記事だけを見ていたら、気にしすぎじゃないの?と思ってしまうかも。

何にせよ、ぶつかってしまったら一言「すみません」と言ったり頭を下げるとか、そういった配慮があればわざとぶつかってきたとは捉えないと思うんですよね。
ゆとりがないときでも、自分はそういう配慮ができる人間でありたいなと思います。

東京

結婚を機に東京に引っ越して、かれこれ3年経ちます。
地方の田舎育ちだった私は東京に慣れるのが大変でした。

どこに行っても人が多い。
朝の電車や駅のホームは混雑して、行き交う人もピリピリとした雰囲気。
向かいから歩いてきた人とお見合いになると舌打ちされることもざらにある。

そして、人が多い分、不審者に遭遇する率も高い。
地元に行た時は不審者に遇うことは滅多に無かったのですが、東京に来てからは多くて警戒しながら歩くようになりました。

新しい物やお洒落なお店がたくさんあって、交通の便も仕事も充実していて便利な反面、都会は自分には合わないな~と感じます。

だからたまに地元に帰るとほっとします。
道を人を気にせずゆっくり歩けること、自然があること、のんびりとした空気に癒される。
以前はそんなの当たり前で退屈にさえ感じていたけど、離れてみると地元の良さをしみじみ感じますね。

何年ぶりかな

夢の国に行ってきました。

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ディズニーランドは小学生以来だけど、乗ったアトラクションとか結構覚えてた。
ホーンテッドマンションは記憶にある通りだった。
子どもの頃の記憶って意外と覚えているものなんだな~。

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ディズニーキャラではのほほんとしたプーさんが一番好き。
その次はシンデレラ。

楽しかった!

一言あるかないかで

アニメ「あたしんち」で、一言が大事というエピソードがあった。

私の父はいつも一言足りなくて、家族から嫌がられていた。
人の物(パソコンや本)を勝手に自分の部屋に持っていって使ってしまう。
一言「借りるよ」と言えば良いのに、黙って持っていってしまう。

夜、居間で一人勉強していたら無言で電気を消されたこともある。
父は「電気代がもったいない」「早く寝ろ」と思ったのかもしれない。
だけどそれならそれで、「電気代もったいないから電気消すよ」とか何か言えないのか?と思う。

いつだか母が父に言っていたことがある。
「お父さんは"ありがとう"と言わないよね」と。
父が「そこのクッションとって」と母に言って、母がクッションを手渡したときのことだった。
父は何かしてもらったときも、いつも無言。

父は「これくらいのことで、いちいち"ありがとう"なんて言う必要ない」と笑っていたけど、その一言って大事だよなあとその時に思った。

そういった一言が普段から足りないのに、余計な一言(人の悪口や家族を馬鹿にする言葉)は多いから、家族から嫌がられているのに本人は全く気づいていない。

「これくらい言わなくても分かってくれる」と身近な人にほど思いがちだけど、ちゃんと言葉にして伝えられるようになりたい。

ぽかぽか陽気

お花を見に行った。
天気が良くて暖かいと出掛けたくなる。

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全然関係ない話だけど、私は真顔でいると話しかけづらい雰囲気があるらしい。
何故か心配されることもある。
だから人と話すときは表情にとても気を遣っているのだけれども、やはり緊張しているときは表情が固いらしい。

いつも笑っているような穏やかな表情になれたら良いのにな。

進路

高校卒業後の進路にはとても悩みました。

私が行っていた高校は、進学する人と就職する人の割合が半々くらいでした。

心理学を勉強したいと思っていたものの、もう学校に通うのは嫌だという気持ちのが強く、進学は考えませんでした。

就職についても、厳しい状況でした。
担任の先生から「あなたには就職の面接は厳しいと思う」と言われ、就職を引き留められる形になりました。
学校での私を見ていて、先生は私には面接が厳しいと思ったのでしょうね。
コミュニケーション面に不安のある生徒を、学校からの紹介で就職させることを危惧していたのだと思います。
変な生徒を紹介したら学校の評判に関わりますから。

私自身も就職できてもその後やっていけるのか自信がなく、とても不安に感じていたので、先生の言うまま就職はやめることにしました。

最終的に、高校卒業後はアルバイトをしながら自分の将来を考えていくという結論になりました。

アルバイト

中学の時と違い、高校では緘動がでることはなくなりました。
緘動がなく、お弁当も食べられたことからそれまでと比べると学校生活は楽なものになりました。

コミュニケーション面については人並み以下といった感じで、自然に笑うことも、自分から話題をふることも殆どできず、何気ない質問にも何て返事を返せば良いのか考えてしまって、答えに時間がかかっていました。

クラスの子は優しく、中学のときと比べてからかわれることは全くありませんでした。
何かと気にかけてくれる子がいて、その子は私が孤立しないようにグループに誘ってくれたり色々な面で助けてくれました。
それが嬉しい反面、自分が情けない、気を遣わせて悪いといった気持ちがありました。
高校時代はまだまだ緘黙を克服したとは言い難い状況でした。

そんなある日、短期のアルバイトをすることになりました。
高校生になってアルバイトをする子が多かったので、自分もしてみたいと思っていました。
自分を変えたいという思いもあり、アルバイトに応募したのですがとても不安でした。

こんなコミュ障の自分にアルバイトができるのか?

そんな不安があり緊張しながらも、面接をし、採用されアルバイト期間を無事に終えることができました。
あまり話す必要のないバイト内容だったので、当時の自分でも出来たのだと思います。

自分にはアルバイトなんて無理と思っていた部分があったのですが、この経験で少し自信をつけることができました。