場面緘黙と、これから

場面緘黙症だった頃の記録を綴っています。

人見知りの激しい性格だった

前記事に書いたように、子どもの頃から人見知りする性格でした。
仲良しの子と、そうじゃない子の前では態度が別人のように変わっていました。
意識的にそうしていたわけでなく、自然体でいたいと思っているのに親しくない子に対しては緊張して普段の自分を出せなかったのです。

小学生のとき、登校班で一緒だった子とは殆ど会話をしませんでした。
自分から話しかけることができず、基本的に話しかけてくれた子と仲良くなっていました。
おはようという挨拶すら、相手から言われない限り自分からはできないでいました。

ある時、登校班で一緒だった子に「(私)ちゃん、もっとお話してよ」と言われました。
私は何と返事をすれば良いのか分からずニコッとすることしかできなかったので、「ほら~、いつも話しかけても笑うだけなんだもん。もっと話してよ」と言われました。
嫌な言い方ではなかったし、話してほしいと思ってくれていることが嬉しかったのですが、結局その後もその子とは会話はできませんでした。

でも、仲良しのクラスメイトの前では全く違う態度。
自分から話したいことをどんどん喋って、笑って、冗談を言ったりふざけたり。
登校班にいるときと、教室で仲良しの子といるときとでギャップが激しかったです。

登校班にいるときの私は、殆ど話さない・話しても小声なのに、友達の前では声の大きさも普通、明るくお喋り。
だから、仲良しの子といるときに登校班の子に会ってしまうと気まずかったです。
登校班の子は何て思うだろう?と心配でした。

こんな感じだったので、クラス替えで仲良かった子とクラスが別れてしまうと、新しいクラスではなかなか友達を作れず孤立することもありました。

私は、自分が緘黙になった原因は元々の性格(人見知り・臆病・小さなことを気にする)と自信をなくすような出来事が重なったことから発症したのではと思っています。